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旧車の憧れ?!スマートスタートシステム(購入編)

  • 2018/06/24 16:52

旧車の憧れ?!スマートスタートシステム(購入編)

最近の車の鍵は色々と進化していますね。

BMWもE90以降はスタートボタンでエンジン始動のスマートスタートシステムになり、E46と大きく異なる部分の1つではないでしょうか?

E90が出た当初、E46でもセルモーターを回すスイッチだけを取り付けるのが流行って、Studieさんでもよく取り付けしている車両を見かけました。

当サイトでも、DIYで行う人向けにこちらのページにセルモーターをボタン形式にする資料をアップしてあります。

関連記事:

BMW E46にエンジンスタートボタンの取り付け

 

スマートスタートシステムを探しみた

ネットで後付けできるスマートスタートシステムを探してみた所、汎用品をいくつか発見。

その中で良さげな物をebayから1つ購入してみました。

日本国内のアマゾンさんでも調べてみた所、独自イモビライザー(鍵にキーフォルダーを付けて判断するタイプ)付きのシステムしかありません。

 

 

関連リンク:

Lzcat スマートRFIDカーアラームシステムプッシュエンジンスタートストップボタントランスポンダーイモビライザーキーレスゴー12V車に適合車のメイト (黑)

イモビライザー無しの古い車にはこのシステムはなかなかよく出来ていると思いますが、完全にキーレスにするのはちょっと色々と怖いかもしれませんね。

自分がebayより購入した商品は、同等の商品ですがイモビライザー機能が無いものです。

元々の鍵にイモビライザー機能があるので必要ありませんね。

 

 

DSC_9407.jpg

 ebayで注文して1週間で到着しました。

毎度の怪しい黒い袋ではなく、白い袋でした。(笑)

 

スマートスタートシステム NQ-ST9001

こちらがパッケージの箱です。

スマートスタートシステム中身

パッケージの中身です。(その他タイラップが2本付属)

取扱い説明書は英語表記でした。

 

動作確認をしてみる

早速、黒い箱の中身を確認。(ってか分解)

このシステムがどのような回路構成になっているか調べたい点として、どのぐらいの電流を流せるように設計されているか?という点です。

購入前は、箱もかなり小さいので、リレーなどは使わず、MOS-FETなんて使ってくれているのかなーなんて期待してたんですけど、残念ながらリレーでした。

NQ-ST9001の基盤

 基板の4つのリレー(黒い箱)ですが、リレー性能表記としては、1つあたり20Aの接点容量しかありません。

リレーに記載されているNV23KCZ0.57というリレー名で検索をかけてみると、一応スペックとしては30Aの設定容量を持つと記載されていました。

回路的には、単純にボタンを押す方法によって、基盤上のリレーをオンにするだけの単純な回路です。

PICなんかに詳しい人だったら朝飯前なんじゃないですかね?

実際、ここまでの基盤を作ったりする手間暇考えたら、購入した方が早いと思いますけど^o^;

初期不良などがあるのと嫌なので、安定化電源に接続して動作をシミュレーションしてみることにしました。

スマートスタートシステムの動作確認

動作モードは、接続する信号線の配線方法で制御できるみたいです。

信号線を一切接続しない場合は、OFF、ACC、IG、OFFのをボタンを押すたびに繰り返すようになっています。

基板上に4つあるリレーは、ACCでオン1つ、IGでオンが2つ、スターターで動作するリレーが1つという構成になっていました。

スターター機能を使用するには、ブレーキ信号(ブレーキペダルを踏む)を接続し、ブレーキを踏むと、パワーボタンが点滅するので、ボタンを長押しすると、ACC、IGのリレーがオンになり、時間差でスターターリレーがオンになり、ボタンを押している間スターターリレーがオンになります。

リレーが最大で30Aという点を考えるとスターター用のリレーはかなり短寿命なような気がします。(大半の車では、セルモーターを回す時、瞬間で100A近く流れるはずなので。)

 

BMW E46での実装を考えてみる

BMW E46のイグニッションスイッチ ダイアグラム

E46のイグニッションスイッチは歴史的にみて初期型、中期、SMG装備非装備、SMG装備の4タイプあるようです。

上記は自動車公論社の「輸入車マニュアル BMW 3シリーズE46」のイグニッションスイッチのダイアグラム図のページとなります。

E46は、スターター用、ACCとIG用の2系統のヒューズを通した+電源があるので、今回のスマートスタートシステムでこの部分を分岐する必要があります。

また、この2系統はそれぞれ50Aのヒューズを通しているので、リレーの接点容量は最低でも50Aは確保しておいた方がよいかと思います。

なので今回購入したスマートスタートシステムをそのまま実装しても使えないことはありませんが、使い続けるには内部のリレーの接点容量が足りないかと思います。

実際、50Aのヒューズが付いているからと言って、常に50A流れるわけではありませんが、このスマートスタートシステムは、エンジンのオン・オフの度にリレー接点がショートするため、結構しっかりした大きめなリレーを用意する必要があるかと思います。

 

装備するか悩む...

購入した後に、取り付けられるか実際に検討してみた結果、回路自身のロジック部分は利用できますが、リレーや電源の取り回しなどの改造が必要となります。

また、ハンドルロックを外すために鍵は必須で、鍵をACCに入れた後の動作となりますので、ロジック的には、

  1. イグニッションスイッチ(鍵)をACCにしてハンドルロックとスマートスタートシステムに電源を入れる
  2. ブレーキを踏むとスマートスタートシステムのボタンが点灯する。(5秒間ぐらい)
  3. 点灯中にボタンを長押ししてIGオン、スタートボタンを押している間、セルモーターオンになる。
  4. ブレーキを押した状態でボタンを押すとIGをオフになる。

という感じになるかと思います。

なので、内部のリレーのIG用とセルモーター用の2つのリレーを接点容量の大きなリレーに置き換える(基板実装不可能かと思います。)ことで対応することが出来ます。

購入したスマートスタートシステムは十分使えそうなので、取り付けはしばらく先になりそうですが、後日、スマートスタートシステムの改造、取り付けを行ってみたいと思います。

以上、「旧車の憧れ?!スマートスタートシステム(購入編)」でした。

 

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