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BMW E46 DIYでDMEの書き換え(水温)

BMW E46 DIYでDMEの書き換え(水温)

21年前に車を購入してから色々といじってきましたが、禁断のDMEの書き換えは一度も行っていません(笑)

色々理由はあるんですけど聞いた中で一番悲惨なのは、書き換え失敗で車が動かなくなりDME交換したって話かな?その他よく聞いた話では、チューナーのDMEチューンに出したけど書き換えされてなかったなんて話ですかね...。

当時は情報もツールも少なく、DIYでDMEの書き換え(コーディングではなくDMEのマップの書き換えです。)はかなり禁断の行為とされていました。

この時の書込み失敗の理由は単純でDMEマップにはチェックサム機能があって、チェックサムエラーがあるデータを書き込んでDMEロックがかかったというだけの話なんですけどね。今にしてみれば理屈や原因がわかるので何か小さなミスに思えますけど、当時は一切情報無しだったのでかなりリスクのある作業でした。

自分の車はエンジンマネージメントはMotecが行っているので、DMEの書き替えなどは基本的に必要ないのですが、先日シャーシダイナモで計測した際に発生したノッキングの原因の一つにもなりうる水温が高めな件を解決するために、禁断のDMEマップの書き換えを行うことにしました。

まずは水温制御方法

E46のクーラントの流れの図。

MS42エンジンクーラントダイアグラム

クーラント関連には2つの温度センサーがあって、図の緑の線の部分が温度センサーにつながっています。エンジン後方の方が水温計に表示されている温度になります。(INPAとか使うとラジエター側の水温も確認することが出来ます。)

そして電子制御のサーモスタット付きバルブがラジエター側とエンジン側のクーラントの流れを制御します。電子制御のサーモスタット付きバルブは電子制御で開閉できるようになっていますがオン・オフでじわじわと開閉します。(いきなりパンパンって感じで開閉しません。)電子制御と言いつつもサーモスタットが付いていて、サーモスタットが97℃になると電子制御関係なく強制的に開きます。(これも熱によってじわじわと開きます。)これは、電子制御が出来ないときの保険でしょうかね?

水温制御は、DMEがエンジンの回転数とエアフロの吸気量に合わせて、その時水温が何度以上あったらバルブを開くという仕組みになっています。

MS42 DMEクーラントマップ

上記は、ROM Raider(フリーウェア)による自分の車のDMEマップ(MS42)

です。2つあるのはエアコンオフ(左)とエアコンオン(右)の用のマップです。

横軸はエアフロからの空気量を示していて、縦軸が回転数、表の中は水温を示しています。

赤い分は102℃となっていますが、これは102℃以上になったら電子制御でバルを開くという事です。102℃以上になる前にサーモスタット自身が97℃で開くので、急激に水温があがるような事態がなければ通常100℃を超えることはあまりありません。でもここ最近の夏は、外気温は軽く40℃を超えるので仕様的には古いのかな?(苦笑)E46に限らず、BMW全般クーラントの圧力が高くして沸点を高くしています。なのでABS樹脂製のリザーバータンクは経年劣化でよく割れるんですかね?

上記のマップからもわかるようにE46のMS42前期型DMEは、回さない限り水温高めなんです。

DMEの書き換え

ひと昔前はDME本体を取り外して、基板をむき出しにしてDMEをbootモードに切り替える配線をしないとDMEの全データの書き換えが行えませんでした。

初期のDIYによるDMEマップの書き換えはかなり大変だったと思いますが、5年ぐらい前、ソフトウェアだけで全データの(512Kbyte)の書き換えを行えるフリーソフトがユーザによってリリースされました。

MS4X Flasherというソフトで、現在のWindows10で使用するとトロイの木馬が含まれているというアンチウィルスソフトにひっかかってしまいます。(なのでもし使用することを考えている方はすべて自己の責任で判断してください。)

MS4X Flasherはフリーウェアですが、何故か1年単位でライセンスの取得が必要です。詳細は、E46Fanaticsでソフトの制作者が紹介しているのでそちらをご覧ください。

名前からしてMS4Xということは、E46系ならばMS43のM54BエンジンやMS45のE46M3のS54B32系もいけるのかな?

このソフトを使うのに必要なものはこちら

日本のアマゾンは在庫切れみたいですけど、まあebayとかで普通に購入できるので欲しいかたは入手してみてください。(INPAとかのケーブルでもいけるのかはテストしてません。)

自分がこのケーブルを入手したのはこちら

関連リンク:

galleto 1260を使用してBMW E46のDMEデータへのアクセス

 

前期側のE46の場合、DLCコネクターをODB2に変換しなきゃならいなんて面倒な事はこちらの記事で対応出来ます。

関連記事:

BMW E46前期モデルでODB2コネクターを使えるように出来ました!

 

ケーブルを使用して早速MS4X Flasherで(Full load)吸い上げてみました。

MS4X FlasherでDMEデータフルマップの吸い上げ

MS4X Flasherの画面

まあ2~3分ぐらいでしょうか?MS4X Flasherはバッテリー電圧チェックなども入っているので、かなり出来は良いです。

 

変更したDMEマップ

ROM Raiderを使用して読み込んだファイルを開き、上記のように電子制御でサーモスタットが開く温度を変更して(赤い部分)、吸い上げた元データと違う名前で保存。

一応、MS4X FlasherにはDMEへ書き込み時チェックサム補正を行う機能が付いているそうですが、一応、念のため、Chipster MSS5x Flasherを使用してチェックサムを調べてみたらやはりエラーありでそのまま補正しました。(Chipster MSS5x Flasherはチェックするとその場で書き換えてくれます。)

 

MS4X FlasherでDME書き込み中

上記は書き込み中、エラーが発生しないかドキドキしながら待っていると、特に問題なくエラーも無く終了。

一応、DMEの書き換えを行う前に「MS42 Wiki」で検索するとMS4xに関するDMEの色々がわかりますので、そちらを読破しておいた方が良いかと思います。

これで定常的に水温が少し低くなるかな?

自分の車の場合、ラジエターの前にスーパーチャージャーのオイルクーラーやインタークーラーが配置されているのでどうしても水温が上がりやすいため、様子をみてDMEのクーラントマップの調整を行っていきたいと思います。

以上、「BMW E46 DIYでDMEの書き換え」でした。

 


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