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オイルキャッチタンク ゲージホース交換

オイルキャッチタンクを設置している場所がエンジンルームの奥なので、オイルキャッチタンクへのブローバイガスのオイル成分のたまり具合を確認するのに、いつも懐中電灯で照らして見ています。

先日取り付けたPCV バルブの影響なのか、オイルがもしかして溜まっている?!ように見えたので、取り外してブローバイガスのオイル成分(正確にはオイルキャッチタンクではなくオイルセパレーターなので、オイルミストと水分)を掃除することにしたのですが、実際、外してみるとゲージホースが汚れている(ブローバイガスが吹いている証拠ですね。)だけでした。

今回は、クスコなどのオイルキャッチタンクにも付いているオイルキャッチタンクのゲージホースの交換を行いました。

IMG_8668.JPG

使用したホースは、以前、モノタロウで購入したジュンロン UH 軟質ポリウレタンチューブです。サイズ径はばっちりで、耐熱は60度なのでほぼ問題なしです。耐熱温度が低いホースだとエンジン熱やブローバイガスの熱でふにゃふにゃになったり溶けてしまうことがあるので注意してください。(実際に耐熱ではないホースを使用して体験済みです。)

上記の写真の背景に取り外したオイルキャッチタンクが写っていると思いますが、かなりブローバイガス成分によって茶色くなっており、一見オイルが溜まっているように見えますが、まったく溜まっておりません。

ホースの取り外し方は、ゲージホースを固定している青い部分を押し込み、ホースを引っ張ると外れます。このブログの過去ログを参照して貰えばわかると思いますが、このゲージホースは、オイル、熱、で固着してしまい、抜くことさえできなく固くなりすぎて割れることもあります。

過去にクスコの汎用オイルキャッチタンク(よく見かけるものです)を使用していたときは、ホースを外すことは一度も出来ませんでした。新品のときにも外してみようと試みたのですが、かなり押し込んで取り付けしてあるのか、青い部分を押し込んでも外すことができなく、最終的には長年使用後、ホースを外そうとして破損(固着して割れた)してしまいました。詳細はこちら。(そもそもドレンボルトなしでどうやって溜まった液体を捨てるのかが不明のままです。現在はラインナップも増えてオイルセパレーター機能のついたオイルキャッチタンクもあるようですので、当初と状況が変わっているかもしれません。)

もしゲージホースを破損した場合は、エアーツールなどを販売しているホームセンターや東急ハンズなどで、ゲージホースを取り付ける部分の部品を販売しているので(同じネジピッチです。)取り外して店頭で探せば見つかると思います。

オイルキャッチタンクのゲージホースは、やはり2年ぐらいで交換しないと、どうしても汚れるので本来のゲージの役割が果たせなくなりますので、要交換必須部品ですね。

IMG_8669.JPG

ホースを同じ長さに切り、比較してみると汚れ度合いがよくわかるかとおもいます。ブローバイガス成分でホース全体が変色してしまっています。

オイルキャッチタンク装備している方は気がつたときに交換してみてください。

余談ですが、よくオイルキャッチタンクをつけたものの、まったくオイルがたまらない、ホースすら汚れない、というような記事を見かけますが、本来のオイルキャッチタンク(サーキットなどでエンジンブローさせたときのオイル吹き出しを防ぐ目的)ならばそれでOKですが、ブローバイガスのオイルセパレート目的で取り付けていて、一切ブローバイガスによる汚れがみられない場合は取り付けに問題があるはずです。新品のエンジンでも、負荷をかけて走っている以上、ブローバイガスがゼロということはありえませんので、ある程度の期間取り付けていても汚れが見られない場合は、クローズド方式のブローバイ処理方法(PCVを使用して2系統のラインで処理しているエンジン)をちゃんと見直したほうがよいかと思います。

もちろん車種、走行環境、エンジンの疲労度によってブローバイガスの出方、量は異なると思いますが、取り付けホースの内側やゲージホースが、多少なりとも汚れないのは取り付け方法を疑ってみてください。

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