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幻のCD-Rメディア!(太陽誘電)

幻のCD-Rメディア?!

ちょっと荷物の整頓をしていたら、本棚から懐かしい物発見!

多分、20年以上前にサンプルとして貰ったものです。

新品未開封!

Start Lab CD-Rメディア

今では、1枚5円程度(以下)で購入できるCD-Rメディアなんですけど、

Start Lab CD-Rメディア

そうなんです、CD-Rを世界で初めて販売したStart LabラベルのCD-Rです。

Start Lab CD-Rメディア

おまけに、金メディア!スタートラボのロゴが入ってます!

(SAMPLEってロゴも(笑))

 

当時、CD-Rドライブのソフトウェア開発にからんでいた事もあったり、古巣のSonyの知人が太陽誘電とSonyの合資会社Start Labのスタートアップメンバー8人の一人だったこともあって、Sonyの帰り道、バスに乗って南麻布のStart Labさんへ良く遊びにいきました。

当時の社長さん、日本を代表するCDの生みの親、元アイワの代表取締役の中島平太郎さんが週に一度だけ来社されていたのをよく覚えています。(笑)

まあ、そんな内部事情はどうでもいいんですが、このメディア当初は\3000以上したんですね。

おまけに当初は80分メディアはこの世に存在しておらず、じつはこの80分ギリギリのところをコピープロテクト用のデータ領域にするなんて、いまの技術で考えたら笑ってしまうようなことを考えたいた時代です。

今の時代の人にこんなことを言っても信じられないかもしれませんが、Sonyが出した初めてのCD-Rライターは、ラックマウントで、4U二つ分ぐらい使う信じられないサイズ、おまけに価格は600万円ぐらいしました。

その後、CD-Rの需要が増えて、CD-Rライターのハードが一気に30万円まで落ちて、やっと個人のヘビーユーザーが手に届くぐらいになった頃、CD-Rメディアは金メディアオンリーで、今の銀メディアのような100枚単位で購入できるような時代が来るなんて想像すらしてませんでした。

この金メディアは、もう世の中にでまわっていないので、在庫が残っていれば別ですが入手は不可能な物。

一部のオーディオマニアの話では、金メディアは音が違うとか、書き込み速度は一倍速だと音が違うとか、プラシーボ効果のような話を当時良く聞きましたけどね。

(実際書き込み速度は、CD-R表面を焼き付けるレーザが楕円か正円に近いかという違いはあるそうですが、DA変換したら変わらないはずなんですけど。(笑))

CD-Rメディアも、今は海外製の安価なものが沢山出回り、コンビニエンスストアでも入手できるような時代になって、残念ながら太陽誘電さんも光記録メディアから撤退してしまい、その時にStratlabも無くなってしまったみたいです。

Startlabに出向した人たちは、それぞれ古巣に戻ったんでしょうかね?

私の知り合いは当に定年してしまいましたけど。

以上、幻の太陽誘電CD-Rメディアでした。

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